YANO'S BLOG
全てにおいて湿気は大敵と覚えておきましょう
2019.06.27 弊社の建築に対する考え方 耐久性について
耐久性に関して、どの構造の建物においても大敵なのが「湿気」です。
今回は、その話をしましょう。

3.全てにおいて湿気は大敵と覚えておきましょう

構造に関わらず、湿気は家にとって大敵です。木造の場合は構造材を腐らせ、鉄骨造の場合は鉄骨を錆させます。鉄筋コンクリート造の場合は、湿度が高い室内環境になり、ダニやカビの発生を引き寄せます。いずれにしても、湿気は建物にとっていいものをもたらしません。耐久性という意味でも湿気が発生しないように建物を作ることは外せないでしょう。
 
では、どうすればいいのでしょうか?
 
ここでは、木造住宅の場合をお伝えしましょう。
 
木造では、壁内が湿気ないようにすることがポイントです。そのためには設計士など専門家が、壁の中が湿気ないようにする仕組みを理解することはもちろんのこと、「壁の中が湿気ない工夫はしていますか?」と建て主も確認すると良いでしょう。具体的に図示して湿気ない仕組みを示してくれる設計士や施工者であれば一先ず安心です。またこれまでの実際に建てた家を見せてもらうのも安心材料の一つです。
 
【壁内に湿気が行かないように防露シートをしっかりと施工し、気密測定をしているところ】
 
最近では、高気密高断熱の木造住宅において工事中に雨で構造を濡らすことで、逆に壁内に湿気をもたらす危険性なども分かってきていますので、設計だけでなく、施工中の状況にも気を配ることがとても重要です。
 
高気密高断熱化以外に重要なのは、換気計画、サッシ、内装の仕上げなどです。
 
それぞれ別の機会にお伝えしますが、まずはサッシについて次項目でお伝えしましょう。
 
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。