YANO'S BLOG
私が探求している「発達障害と家」の関係性について
2018.05.28 メルマガバックナンバー 発達障害
今回は私が現在、探求している分野の
話をしましょう。
 
それは、
「広汎性発達障害と家」
に関してです。
 
広汎性発達障害とは、アスペルガー、
ADHDに代表される発達障害のことをいい、
最近では総称して自閉症スペクトラムとも
言われます。
 
障害という言葉を使うと、ネガティブな
イメージばかり先行してしまいますが、
一言で言うと「現代社会が生きづらい人」
のことを言っています。
 
発達障害の人は、100人に1人と言われて
いますが、実感としては、2、30人に
1人ぐらいの割合でいると感じます。
 
また、専門職をしている業界には
グレーゾーンの発達障害の人が
多くいます。
 
逆に言うと、専門性に特化した生き方を
している人の特徴とも言えるわけです。
 
例えば、、
 
エジソン、アインシュタイン、本田宗一郎
を始め、いろいろな発明や事業を立ち上げた
人たちでも有名です。
 
ただ、このように言うと、
逆に特別性を感じて、現代社会とのすり合わせ
に直面しない人も多くいます。
 
実は、発達障害の人たちにとっての家の
位置付けは、さらに掘り下げる必要がある
と私は考えています。
 
なぜ、発達障害の話を取り上げているかと言うと
世の中の表側に出ない潜在的な問題を抱えて
いるからです。
 
例えば、各地方都市で、子供の発達障害を
問診できる病院は、朝から晩まで満員です。
なかなか問診してもらいことが悩みとなって
います。
 
あまりそのことは知られていません。
しかし、当事者にとっては切実な問題です。
 
私は障害者のためのグループホーム
(障害者が自立しながら共同に生活する家)
の設計をプロデュース&設計をしていますが、
 
世の中には、約400万人の人が
実家に引きこもりながら生活していると
言われています。
 
実はそれくらい直面しないといけない
社会現象になっているわけです。
 
また、発達障害を扱うことは
先進国のヤミみたいな部分を扱って
いるとも言われ、公ではなかなか
議論されていないのが現状です。
 
話を戻します。
発達障害と家の関係についてです。
 
あ、その前に発達障害の人にとって、
今の世の中は、18歳ぐらいまでは
ある程度サポートする環境があります。
 
それに対して、18歳以降は、就労施設は
ありますが、基本的にサポート体制は
あまりありません。
 
逆に言うと、18歳までの間に
今の世の中に対応できるよう、訓練を
する必要があるのです。
 
その訓練する場所が「家」なのです。
 
では、具体的にどのように
やっていけばいいか?
 
次回に続きます。
 
 
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。