YANO'S BLOG
狭小住宅の設計に向いている建築士を探すためのポイント
2018.08.17 家づくり成功のツボ メルマガバックナンバー 資産
前回は、狭小住宅を手に入れるための
ファーストステップの話をしました。
 
設計事務所以外にどういったところに
相談できそうか?
 
今回はそのあたりをお伝えしましょう。
 
まずは、土地を探してもらっている
不動産会社さんはどうでしょうか?
 
不動産会社さんの場合は、
土地を探す専門家であって、
そこに狭小住宅が立てられるかどうかを
見極める専門家ではありません。
 
また不動産会社さんの付き合いの
設計士さんの場合は、可能性があります。
 
ただ、その設計士さんが
普段から、注文住宅として狭小住宅を
設計していない場合は、難しいでしょう。
 
ここで、注文住宅とは何かを捕捉します。
 
土地付きの新築の住宅を手にれる場合
 
   A.注文住宅
 B.建売住宅
 C.売建住宅
 
といったパターンが考えられます。
 
Aの注文住宅は、家の要望を聞いて完全に
一からプランニングをする家の建て方です。
 
Bは、すでに新築の家が建ったものを
購入する方法。
 
Cは、家の要望を聞いて間取りを
決定したのちに土地と建物を一括で購入する
方法です。
 
AとCの区別が付きにくいですよね。
 
Aは、土地は不動産会社と個別に決済してもらい
家は私たちのような設計事務所や建築士が
設計し、数社の工務店で入札して一社に絞り
そこに建ててもらうのが一般的です。
 
Cは、不動産会社が家の間取りを含めて
不動産会社と一括して契約するパターンです。
 
そしてCのパターンで家の相談をする場合は
慎重になる必要があります。
 
なぜなら、Cの場合は、普段建売住宅の
プランに慣れている設計士が入っている
場合が多く、あなたのご要望をこれまでの
建売住宅のパターンにあてはめる傾向が
有るからです。
 
それをどうやって見極めればいいか?
 
それは、その人のこれまでのプランニングを
見せてもらい、ある一点に注目するのです。
 
それは部屋数です。
大体、3畳や4.5畳のような小さい部屋を
無理やり組み込んで4LDKにしているような
間取りが多いです。
 
「4LDK神話」
 
業界では、有名な話ですが、
「家は、4LDKの建売住宅でないと売れない」
と信じられているのです。
 
万人に購入してもらえるように
この間取りにしないと売れない
という発想がこの大元にあります。
 
なので、建売住宅のプランニングが主体の
設計士の場合は、無意識にそのように間取りを
考える傾向があります。
 
そういう意味でもCで取り組む場合は
その設計士が、どういうタイプの設計士かを
見極める必要があるでしょう。
 
また不動産会社が紹介してくれる設計士の
場合も同様に、そこを見極めてみましょう。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。