YANO'S BLOG
狭小住宅で広がりを出すにはどうすればできるか?
2018.08.22 家づくり成功のツボ メルマガバックナンバー 資産 狭小住宅
前回から実践的な狭小住宅の作り方の
話をしています。
 
「自分は、家を建てるわけじゃないから」
という人もいることでしょう。
 
でも、今の住まいを住みこなすための
ヒントも満載にお伝えしていきます。
 
なぜそう言えるかというと
狭小住宅は、家の間取りの工夫や
使い方の工夫をしないと住みこなすことが
難しいからです。
 
そしてその工夫は多くの人の住まいにも
繋がる話が満載だからです。
 
今回はその2としてお伝えしますね。
 
その2は
「平面的な広がりが出せない分
 縦に広がりを作る」
 
です。既存のマンションなどでは
応用が難しいかもしれませんが、
 
家を設計するときに部屋の広さばかりを
気にする人がいます。
 
狭小住宅だけに限らないのですが、
空間の広がりは、「広さ ×  高さ」
で決まってきます。
 
例えば、4.5畳の部屋でも天井の高さが
高ければ、開放感があるように感じます。
 
部屋が広くても天井の高さが低いと
なんとなく部屋の圧迫感、暗さを感じる
こともあります。
 
このように天井の高さによっても
開放感が全く違うことを知っておいて
ください。
 
そして、狭小住宅では出来れば
吹き抜けを作りたいところです。
 
また最上階の天井の形は、屋根の形状に
合わせて、天井を構成したいですね。
 
平らに天井を張るよりも、その方が
実際に広がって見えるからです。
 
二階建ての場合は、二階の天井を通常の
1.5倍ぐらいの高さにして、一部に
ロフトをつけると空間の変化も出て
楽しい雰囲気になるでしょう。
 
狭小地の場合、屋根の形は、周りからくる
高さ制限で決まることも多いので、
天井をできる限り屋根の沿わせるなどして
縦の空間を作るといいでしょう。
 
それ以外には、天井の高さ1.4mまでで
抑えたロフトや半地下空間を作るのも
一つです。
 
私の事務所では、一階の床下を半地下にして
半地下の高さを1m〜1.4m程度とって
収納空間にする設計をよくやっています。
 
作り方には湿気の問題など工夫が
要りますが、狭小地の場合は、
縦の空間を使う一環として
床下などの空間もうまく使いこなすことが
ポイントで、
 
「床下に大きな収納のある家」
 
となると、それだけで資産性の高い
家の要素の一つになります。
 
また床下に収納空間を作ると
間取り的に納戸を設置しなくても
よくなるケースもあり、
 
そうなると、納戸の面積分
吹き抜けを作ることが可能になるなど
色々な可能性が広がるわけです。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。