YANO'S BLOG
Q&A)リビングイン階段はおすすめですか?
2018.10.09 子供の住環境 家づくり成功のツボ Q&A メルマガバックナンバー エアコン 子育て 環境引力
間取りは、習慣に影響し、そしてその家族
のライフスタイルに影響する。
 
これは、私の経験上間違いなくそう言えます。
 
ただ、興味深いもので、
間取りを使って、自分たちの人生を
改善しよう、好転させようと思っても
うまくいかない場合があります。
 
前回の2階LDKが子供を
部屋に引きこもらせるかどうか?
 
でもお答えしましたが、
今回はもう少し違う角度で
お伝えしましょう。
 
 
 
◇今回のQA 
リビングイン階段はおすすめですか?
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(質問)
現在家づくりを考えています。
子どものことを考えるとリビングを通じて
2階に上がるリビングイン階段が良いと
聞くのですが、オススメですか?
 
(八納の回答)
リビングイン階段は
「子供が帰ってきたときに必ずリビングを
通って2階に上がるので、
必然的にコミュニケーションが増える」
という発想で生まれた間取りです。
 
その背景に
「玄関に入ってすぐに2階に上がって
自室にこもれる間取りだと子供が
何をやっているのかが分からなくなる。
家から出て行っても分からなくなる」
ということが
クローズアップされたことがあります。
 
では、このクローズアップされた
内容はどこまで事実なのでしょうか?
 
個人的には、大きく2つこの事象を
巻き起こした要因があると考えています。
 
一つは、子供部屋の使い方です。
 
詳しくは、
別のコラムでお答えしていますが、
子供部屋はもともと日本にはない
アメリカから入ってきた間取り。
 
アメリカでは子供部屋は
そもそも勉強部屋としては使っていなく、
日中はリビングなどにいるのに対して、
日本では子供部屋を勉強部屋として
使ってしまったがために、
帰ってから部屋にこもる習慣が
身についてしまったことが家族と
一緒に過ごす時間を減らしてしまいました。
 
もう一つは、
それが影響して生まれた家族同士の
コミュニケーション不足です。
 
例えばアメリカでは学校から
帰ってきたときに直ぐに
子どもが部屋に入ると
「学校で何かあったのかしら?」
と気づくことが出来ます。
 
しかし、日本の場合いつもすぐに
部屋に入る習慣がある家では、
学校で何かあったのか気づきに
くくなります。
 
また部屋にこもりがちな習慣が、
親との気軽な会話を楽しめなく
なっている原因にもなっていると
私は考えます。
 
この2つの要因から分かるように、
従来の間取りではそれを引き起こしやすい
傾向があるでしょう。
 
しかし、これらの要因があるまま
リビングイン階段にしたら
解決できるのでしょうか?
 
結論から言うと、
リビングイン階段にしたとしても
「子ども部屋の使い方」が間違っていれば、
これらの問題は解消できません。
 
また、子どもも親に気づかれないように
外出するために、リビングダイニングに
親がいないのを見計らって
駆け足で出かけるなど、
関係性は芳しくない状態になってしまいます。
 
ポイントは
「引きこもらせない子ども部屋の使い方」と
「親子で日常的に会話を楽しめる
ライフスタイルを築くこと」です。
 
先にこれらのポイントを意識した
ライフスタイルを構築することから
始めましょう。
 
間取りに依存してライフスタイルを
変えて行くのではなく、ライフスタイルを
意識して、家の使い方を変えることが
重要です。
 
リビングイン階段は、空間として楽しむ
というイメージでつくるのはいいことだと
思います。
 
ただし、リビングに階段を組み込むと
空間が広くなるために、家の断熱性能が
低いと冷暖房の効きが悪くなり、
光熱費もかなりかさみます。
 
リビングイン階段にする場合は、
リビングと階段の間に一度壁で仕切って
空間を別けるか、
 
別けない場合は次世代省エネ基準の
1.8~2倍の断熱性能や気密性能
(C値は1以下)ぐらいにしましょう。
 
次世代省エネ基準では、これらの空間の
冷暖房を効率よく効かせるには断熱性能が
ぜんぜん足りません。
 
ここはまた別の機会に話をしましょう。
 
 
八納啓創
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