YANO'S BLOG
家が住む人にもたらす「安心」の要素とは?
2018.11.06 家づくり成功のツボ メルマガバックナンバー
前回まで、
凸凹症候群の話をしてきました。
 
家の間取りとその具体的な使い方を
イメージ出来たでしょうか?
 
そして、小さな小さなスモールステップ
の大切さ。
 
ここを意識すればするほど
家を本質的に機能させることが
出来るようになります。
 
凸凹症候群に関して気になる方は
 
さて、今回の話。
 
あなたにとって家とは
どういう存在ですか?
 
こう聞かれると漠然とするかも
知れませんが、私は1級建築士として
家は、住む人にとって心休まる場所
であることが大切だと考えています。
 
そして心休まる場所として
機能するためには、家に対する
安心感、信頼感が大切になってきます。
 
ただ「安心」「信頼」という
言葉は、抽象的でこの言葉のままだと
わかりづらいものです。
 
しかし、家づくりにおいて
「安心」「信頼」という言葉は
よく出てきます。
 
では、家において「安心」「信頼感」
というものは、どういう要素で
出来ているのでしょうか?
 
これらの要素を具体的に
把握することで、家自体が
人に安心、信頼をもたらす度合いも
高くなると考えています。
 
これから数回にわたって、
「家が人に安心をもたらす要素」
と題してお送りします。
 
 
その1.外界から身を守るという安心感
 
 屋内と屋外というように、
家は外界から身を守ってくれるという
側面があります。
 
 当然と言えば当然な項目なのですが、
このことをよく考えると、防犯面や防音、
視線など細かなところまで、
気をくばる要素がたくさん出てきます。
 
 特に、視線に関しては、
リビングの前の道路から家の中が
丸見えのために、一日中カーテンを
しているケースもありますが、
 
安心面から考えると、
配慮不十分の間取りと言えます。
 
これは一例ですが、周辺の状況を見ながら、
窓の位置やガラスの種類を選ぶことや、
さらには、周辺にどんなものが
建て替わる可能性があるか?
 
を意識しながら間取りのレイアウトや
窓の位置を設定することろまで
気を配りたいところです。
 
 防犯面も気になるところです。
最近はペアガラスを採用した窓が
増えているので、窓ガラスを割って
入られるケースも少しは
軽減されていると思いますが、
 
それでも地域によっては、
格子をつけておかないと
不安というケースもあります。
 
空き巣は
「何秒でこの家の中に
入ることができるか?」
を、見ながら物色しています。
 
「あ、この家は少し時間が
かかっても誰も見えないところに
窓があるから入れるな・・」
 
といった判断をするようです。
 
ガラスを割ってクレセントを
開けるだけでは、入れないように
足もとにもストッパーが入っていると、
時間はさらにかかりますから、
そう言った視点で、
窓も計画したいものです。
 
寝るときに1階の窓のシャッターを
閉めるという方もいますが、
防犯対策に関しては、
 
地域性や価値観が
結構バラバラなので、
家を手に入れる際には、
設計者、施工社にしっかりと話をして、
対応をしてもらいましょう。
 
防音に関しては、
高断熱・高気密化を図る際に
防音性能もかなり上げることが
できるようになってきています。
 
どれくらいの防音性能が欲しいか?
は出来れば、モデルハウスや
家の披露会の時に実際に
体感させてもらいましょう。
 
驚くくらい、
外界の音の入り方が変わってきます。
 
・・・・次回へ続きます。
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。