建築家・建築設計事務所として広島を中心に建築企画・設計・監理を行っております。

建築家八納啓創が率いる東京 広島市にある建築設計事務所。TV出演など多数。設計実績は一般建築も含め約140数件。住まい作りを中心に土地探しのことから住まい作りの相談まで、現在月4組まで無料相談実施中。具体的には家族関係のカウンセリングからカルテを作り、さらに風水(FENG-SHUI)を取り入れながらベストマッチした間取りなどを作り上げます。

広島、東京で、住む人が幸せになる家、省エネ、高断熱、高気密、風水、家相などにこだわる設計事務所です


 
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  サービス付高齢者向け住宅
~永く愛される施設づくりのポイント~

 
【2012年6月に広島県福山市に完成したサービス付高齢者向け住宅】


 
 建築家 八納啓造
㈱G proportion アーキテクツ
 代表取締役  一級建築士

 

こんにちは、八納啓創です。

サービス付高齢者向け住宅(略してサ高住)は、国が高齢者向け住宅の安定供給を目指して、建設費の
1/10または18平方メートル以上の部屋の戸数×100万円のうち金額が低額のほうを補助する事業として注目を浴びています。

この数年は、全国的にサ高住の講座など勉強出来る機会も増えていますし、2012年の国の交付申請期間が11月から来年の2月にまで延長されるなど、そのニーズが広がっていることが伺えます。

当社でも、2011、2012年度と2棟の設計を手掛けさせていただいています。幸運なことに、施主は全国的にも注目を浴びている会社様で、設計を練り上げていくなかで、「永く愛される施設づくりのポイント」など沢山の気づきもいただきました。

 

  「八納さんが家づくりで考えている居心地のいい空間づくり、部屋に引きこもらない間取り計画、そして何よりも住んでいるだけで楽しくなるような施設造り、これからの福祉施設にはそういったエッセンスはとても重要だと思います。ぜひそのエッセンスをこのプロジェクトで活かしましょう」

このように施主に言っていただいたのがご縁でプロジェクトがスタートしました。
施設運営に関しても、沢山のノウハウがありますが、これらのプロジェクトを通じて、「本当に永く愛される施設づくりにするために建築的に考えなければいけないポイントが沢山あること」を知ることが出来ました。ここではその概略をご紹介しましょう。
 

 永く愛される施設づくり 5つのポイント

 

1.箱作りの発想だと数年後に淘汰される
  これまでの施設は「年利何%の箱をつくる」という発想でたくさん作られてきました。サ高住についてもそういう視点での施設づくりが多いようです。もちろん利率なども大切な要素ですが、このままいくと確実に施設の供給過多の時代がやってきて、単なる箱としてつくられた施設は淘汰されていくでしょう。
 「どうしてこの施設を選んだのか?」「他の施設と何が違うのか?」など、これらの要素に磨きをかけることが必要不可欠です。

2.住むだけで癒される空間づくり
 1のポイントにも繋がってきますが、施設を選ぶポイントとしては「快適性、安心感、健康的、充実感」などをあげることが出来ます。当社の場合は、家づくりを通じて培ってきた「住むだけで癒される空間づくり」を施設に活かすことで、空間クオリティを高めることをしていますが、これからの施設づくりには欠かせない要素の一つでしょう。具体的な要素としては、内装の素材、室内の空気環境、特殊なものとしては「磁場」を整えることなども重要な要素だと考えています。このあたりを経済性と合わせてどこまで考え抜いたかが施設づくりのポイントになります。

3.設計事務所が施設造りに入るメリットを知る
 サ高住を計画する場合は、設計事務所を介さずに直接工務店に発注する場合などもあります。これは施設規模にもよりますが、仮に建設費の総額が3000万円を超える場合には、設計事務所が設計するメリットも沢山出てきます。その理由としては、4で後述する工務店数社による競争入札によるメリットもありますが、設計事務所が建主側の専門的な窓口として施工側とやり取りする点、コストコントロールをする点、建主のご要望を設計事務所ならではの経験と知識で、クオリティの高い施設づくりが出来る点などを挙げることが出来るでしょう。

4.工務店数社による健全な競争入札原理を活かす
 設計事務所が入るメリットの一つが「同じ図面で数社の工務店で見積もりをとり、経済性を追求することが出来る点」です。一つの例ですが、総工事費を1億円で計画しているプロジェクトがあるとしましょう。仮に5社程度で見積もりをとると、「9000万円~1億3000万円」ぐらいの見積もり金額が出てきます。この例を聞いてびっくりされる方もいるかも知れませんが、これは平均的な話です。これぐらい工務店によって、金額の違いが出るのが建設業界の特徴なのですが、これを健全な範囲で競争原理を活用することは大きなメリットになるでしょう。

5.施設造りは現場で動いている!
 繁盛している施設を展開されている会社様には、施設づくりにおいても共通するエッセンをもっています。それは、「現場主義を徹底されているところ」です。施設のプロジェクトがスタートすれば、定例会議など、施設運営に関わる皆が全員参加し、その後の現場の立ち会いも全員でされるほどの徹底ぶりです。施設建設中から関わることで、施設に対する意識を高めることが出来るのは、施設の運営が始まってからも重要でしょう。「施設運営は建設中から始まっている」そういっても過言ではありません。

 


  ・・・いかがでしたか?

5つのポイントは、「永く愛される施設」にするために欠かせない要素です。
それぞれの施設なりに施設のオリジナリティを考えることは、供給過多からくる淘汰にも動じない施設になることでしょう。では、具体的にそのような施設づくりをするためにはどのようにすればいいのでしょうか?
 

       

 オリジナリティ溢れる施設づくりにするために押さえておきたいポイント

   最後にお伝えしたいのは、施設づくりに必要なブレイン(専門家)達とチームをつくるということです。なぜなら、施設のオリジナリティを生み出すためには、立地条件やマーケティング戦略、施設のコンセプトづくり、それを叶えるための施設設計など、ブレインとチームをつくることで可能になるからです。

 サ高住であれば、運営ノウハウを提供するコンサルタントや私たちのような設計事務所がそれにあたります。そしてここからが大切なのですが、それらの専門家を選ぶ際には、「繁盛している施設づくりを実際にコンサルティングしてきているか?」「単なる箱づくりでは無い、人の心に寄り添うような空間づくりの実績がある設計事務所かどうか?」をポイントとして重視されると良いでしょう。

 当社も、そういう視点で日々切磋琢磨しながら経験、知識に磨きをかけているところです。また、福山市の施設にも繋がりのあるコンサルタントと一緒に「より快適で住み心地のよい施設を世の中に広めよう」と普及活動に取り組んでいます。

 上記5つのポイントや具体的な事例のご紹介なども、個別に無料相談などで受け付けています。「永く愛される施設づくり」にご興味がある方は、お気軽にお問合せください。
  ※別途交通料がかかる場合もございますので、まずはお問合せください


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