FENG SHUI
FENG SHUIを取り入れる理由
FENG-SHUI(=風水)に興味を持っていただきありがとうございます。というのも、私はこれから、長年研究してきた「住空間が人生に影響を及ぼしている可能性」についてお話しようと思っていたからです。「住空間が人生に影響を及ぼしている」というと、ちょっと響きが悪いかもしれません。少しいいかえると「良くも悪くも影響を及ぼしている」というふうになるかもしれません。

例えばこれまでこういった話を聞いた事が無いでしょうか?
●引越ししてからどうも体の調子がよくない

●新築の最中に家族の人が倒れたらしい

●増築工事をしたら、どうも家族の関係がぎくしゃくし始めた

●引っ越しした家で子供が急に集中できなくなった

●あの家はよく空き巣に入られる
いかがですか?他にも類似した話はたくさんありますが、それとなく心当たりがある方もいるかもしれません。私も、この10数年間、建築に携わってきましたが、実際似たようなケースが起こったことがありました。

また、付き合いのある工務店さんたちと話をしても、どうも同じような話がたくさんでてくるのです。わたしは、それから工務店にお願いしていろんな現象が起こった家の間取りを借り、私自身が携わった図面などと見比べて色々と間取りが及ぼす影響に傾向が無いか?を調べ始めました。

すると、・・・・
ある程度の間取りの傾向性というものがあることに気づいたのです。

それから色んな文献をあたりました。面白い事に私が体験した事と同じようなことを書いているものがありました。それは、近年ブームになってきている風水や家相というものです。「へぇ~、不思議なものがあるものだなぁ」と自分が体系立てて、分析してきたことと似通った知識があることに驚きを得ました。

しかし、よくよく見ると、それぞれの本には、色んな食い違いがあるのです。例えば、風水で言っていることと、家相で言っていることが違っていたりしたのです。私は、実際体験したものしか信じないタイプなので、これらの情報の食い違いに混乱しました。「これらの文献が言っていることはある程度分かる。でもどうすれば、自分が体系だててきたことの精度をより高める事が出来るだろう?」と真剣に考えました。

そこで至った考えが、「風水や家相の分析を実際専門でやっている人に会ってみよう」ということでした。それから、数名の専門家と会いましたが、正直なかなかピンと来る人がいませんでした。しかし、そういった中、風水の分析実績が2万件にも及ぶ専門家と出会うことが出来ました。そして、正直に彼に私の疑問をぶつけてみました。

すると
「情報が混乱しているのは当然だよ。風水をしている人は家相を、家相をやっている人は風水を非難しあっているからね。本当に大 切なのは、日本の気候風土にあった、それらを統合した物の見方だよ。僕は、それを30年間やってきたからね」
と返答が返ってきました。

そこで、私の疑問が全て解けました。彼が言うには、この知恵は1500年以上も前から統計学として、体系だてられたもので、戦前までは日本中でも活用する人がたくさんいたということです。戦後は、時代の流れもあり、一般の人はほとんど活用しなくなりました。
しかし、財界の人や経済界の巨匠、例えば、松下幸之助氏などは、営業所を全国に展開するときに、活用した話などは有名なところです。

そして、近年の風水ブームにより、ようやく認知度が上がってきたとのことでした。私は、その専門家とタッグを組んでそれから家造りに挑んできましたが、興味深い事に、多くの家族が幸せを引き寄せるのをこの目で見てきました。

例えば、玄関のリフォームを行った広島市在住のUさん(女性)の場合。運気を止めてしまう場所に玄関扉があったのをどんどん発展するというエリアに玄関扉をリフォームしました。玄関の雰囲気も明るくなりとても喜んでいただいていたのですが、さらに面白いことが起こりました。自分の好きな仕事を模索していたUさんでしたが、それから数ヵ月後、自費出版することが決まり、そしてその本がTVや新聞などに取り上げられて行きました。今では定期的にその著書に関する講演会などを開催される講演家としても活躍されています。

他にも同じような例がたくさん出てきました。はじめにお話したように「良くも悪くも」と言ったのはそういった意味です。
しっかりと、幸せを引き寄せる事を意図して空間を利用すれば、幸せを引き寄せる事が出来ると実感しています。あくまでも実務家の私にとって机上の空論ではない実践論として活用出来るこのFENG-SHUIは、「家族の幸せや豊かさ」を具体的に空間に落とし込む技術としては重要だと思っています。

では、もう少しFENG-SHUIについて話をしましょう。FENG-SHUIを活用するには次のようなステップが必要です。
  1. 住む人全ての生年月日を調べる
  2. 年ごとに変わる移動してよい方位を分析し、その方位に土地を探す
  3. 土地が見つかれば「土地の地相」というものを見る。また周辺環境も大きく影響するのでしっかりと調査をする
  4. 土地が決まれば、詳細の間取り図を作る。間取りは風水や家相などをベースに造り上げる
  5. 着工してよい時期と引っ越しするのに最適な時期を見て、そのタイミングで工事が進められる様に段取りする
  6. 工事途中に、地鎮祭、上棟式、竣工式を行う。
  7. 当初予定していた時期に引っ越しをする
いかがですか?当社の家造り(一般建築においても同様)では、この辺りを分析しながら設計を進めることをベースにしています。
さらに詳細を聞いてみたい方は、いつでもお問い合わせください。