
2021年に基本設計、2023年に実施設計というスケジュールで計画を進めたともえ保育園様。
2024年春に着工し、2025年1月末に完成しました。
2階建てで1600㎡の規模を超えるこの園舎は、木造でかつ将来のこども園化に配慮して木造耐火構造としました。
在来木造構造で、木造耐火構造でできうる限りの高気密高断熱化を図った保育園となっています。
外壁は、タイル、漆喰、杉板、ガラスでそれぞれの素材の良さを生かした構成。
また内装には、健康志向にこだわり、無垢の素材や電磁波対策などあらゆる健康面に配慮した計画としています。
【物件概要】
木造2階建て/延床面積:1676.11㎡/建築面積:988.06㎡
屋根:ガルバリウム鋼板タテハゼ葺
屋上床:スカイプロムナード(化粧鋼板防水)【栄住産業】
外壁:カルクファサード【イケダコーポレーション】、飫肥杉板貼り【プラス・デコレー】、タイル貼り
軒裏:飫肥杉板貼り【プラス・デコレー】
内装壁:ケイソウくん(藁スサ入り)【プラネットジャパン】
内装天井:色付岩綿吸音板
廊下天井:パイン羽目板貼り
床:杉無垢材、リノリウム【田島ルーフィング】
家具・建具面材:シナ化粧突板

前面道路から見た日の入り後の風景です。
照明により杉の板貼りが良く映えています。
茶室側の塀は中の様子が伺えるように木製の横格子の柵としました。

エントランスへのアプローチです。
敷地内で高低差があるため階段とスロープを設けています。

外廊下と園庭の風景です。
バルコニー下の外廊下を通れば雨に塗れずに園庭の反対側まで行くことができます。

エントランスです。
車いすの出入りも考慮し、段差を設けない計画としています。
下足箱も園児、先生、来客の靴とスリッパがしっかり置けるように数を確認しながら家具工事にて製作しました。

園児室の様子です。
園児室は天井仕上げも珪藻土とし、自然素材を目一杯使用しています。
音の吸音にも考慮し、珪藻土に藁スサをしっかりいれました。

園児用のトイレです。
1歳児、2歳児室のトイレにはブースを設けず、広く使えるように計画しています。

遊戯室は在来木造で可能な限りスパンを飛ばし、広く使えるように計画しました。
短編方向で壁芯約10mとなり、園児が走り回っても十分な空間となっています。
南側に大開口のFIX窓を設け、とても明るい空間で、窓からは電車、アストラムライン、新幹線を見ることができるので園児たちに人気のスポットとなりそうです。

本園の特徴でもある茶室に玄関です。
園児や卒園生たちがお茶のお稽古をしているので、保育園運用後はこの茶室でお稽古することになります。

茶室の内部の風景です。
京都の裏千家の茶室専門の設計士により設計され、施工も専門の職人の方が県外から来て施工されました。
ここまで本格的な茶室は広島で数多くないようで、携わらせていただき本当に貴重な経験になりました。






