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新しい働き方・デュアルライフ(二拠点生活)に向いている仕事とは?
2022.06.17 デュアルライフ

都市と地方などに2つの生活拠点を持つ二拠点生活がデュアルライフです。

最近では、二拠点生活を送る人たちの事をデュアラーと呼び、自由で快適な暮らしを送っている姿は周囲の憧れの的にもなっています。

そんなデュアルライフを送るためには、新しい働き方がキーポイントとなります。

この記事では、ビジネスのオンライン化に成功したり、インフルエンサー、メタバース、ビジネスオーナーといったデュアルライフに向いている仕事についてお伝えしていきます。

新しい働き方・デュアルライフ(二拠点生活)に向いている仕事

デュアルライフに向いている仕事の幅が、最近どんどん広がってきています。

従来までは、時間の自由度が低いと思われていたサラリーマンでさえ、リモートワークの普及などでデュアルライフを送ることが充分可能となってきています

この章では、デュアルライフに向いている仕事をジャンルごとに分けてご紹介します。

 

フリーランス・ビジネスをオンライン化した人

フリーランスとは、厚生労働省によると「実店舗がなく、雇人もいない自営業主や一人社長であって、 自身の経験や知識、スキルを活用して収入を得る者を指す」と定義づけられています。

つまりフリーランスというのは、個人で仕事を受託して成果物を先方に提出することで報酬を得るという働き方の事を表します。

 フリーランスは時間や場所に縛られず、自分の希望するペースで仕事が出来るため、デュアルライフが送りやすい働き方になりますね。

 また、ビジネスをオンライン化した人もデュアルライフはしやすいでしょう。

フリーランスのように個人ではなく、複数人で仕事に取り組むとしてもビジネスがオンライン化していれば、連絡はメールや電話などで行い、ミーティングもZOOMやGoogle Meetなど様々なツールを使ってオンラインで行うことが出来るため、こちらも場所に縛られずに仕事することが可能です。

【シーンによって使い分けできるように書斎を半個室とした例】

 

業務委託

業務委託の場合、個人が働く際には取引先と対等な関係となる独立した「個人事業主」として仕事をするということになります。

業務委託で働く多くの方は個人事業主として「開業届」を税務署に提出し、確定申告を行います。

フリーランスと業務委託は同じような言葉としてとらえられがちですが、フリーランスは働き方を表し、業務委託は契約形態のことを指していますので、言葉の意味合いが違っています。

業務委託で働く際には、受託した業務を遂行して成果物を提出さえすれば良い契約となっていますので、働く時間や場所は自分で選ぶことが出来、デュアルライフが可能です。

 

リモートワーク(テレワーク)

最近ではリモートワークやテレワークが普及し、毎日会社へ出勤する必要がなくなった会社員が増えています。

この場合は、勤務時間は決められていたとしても、仕事をする場所は自由ということになりますので、デュアルライフを送ることが可能になります。

パーソル総合研究所が、2020年正社員2万人に行ったアンケート調査によると、2020年11月のテレワーク実施率は、約25%だったという事です。

また、テレワーク実施率を業種別で見てみると、情報通信業は約56%、学術研究・専門・技術サービス業が約43%、金融業・保険業が約30%と高い値となっています。

リモートワークやテレワークを導入しやすい業種としにくい業種があるかと思いますが、今後は更に普及していくことが予想されています。

 

インフルエンサー

インフルエンサーとは、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどのSNSで多くのフォロワー数を抱え、ユーザーに対して大きな影響力を与える発信をしている人たちの事を指しています。

芸能人やスポーツ選手を始め、特定の分野の専門家や一般人、ブロガーなどがインフルエンサーとなって活躍しています。

インフルエンサーが収入を得る手段は下記のようにいくつかあります。

  • 企業の広告塔となって、商品やサービスをPRする
  • 自分が提供する商品を販売する
  • インフルエンサーを目指す人へのコンサルティング
  • アフィリエイト収入を得る
  • 特化ジャンルの記事をメディアに投稿し、原稿料を得る

【リモートワークや子供の学習のためにダイニングにカウンターを設置した例】 

 

いずれにしても、場所や時間を選ばずに活動が出来ますので、デュアルライフは容易に可能ですし、素敵なデュアルライフ生活を発信することで、さらにフォロワーからの注目度が増すという相乗効果も期待できそうです。

 

ビジネスオーナー・資産家

ビジネスオーナーとは、自分が直接働くのではなく、自分以外の人や手段を使ってお金を稼いでいる人のことを表します。

例えば、複数店舗を経営しているレストランや美容室などのオーナー、特許やライセンスなどを持っている人などが該当します。

 自営業者や個人事業主のように、自らが働く場合には時間の自由が制限されてしまいますが、ビジネスオーナーの場合には、自分以外の人が代わりに業務を行ってくれるため、時間の自由度が高く、ビジネス上の連絡手段さえあれば、どこに居ても差支えありません。

資産家と言うのは、単純にお金や不動産などの資産を持っているというだけでなく、それらを上手く運用して、さらに資産を増やし続けている人の事を指しています。

人が収入を得る方法には2種類あり、一つは自らが働いてお金を稼ぐ「フロー収入」、もう一つは、不動産や保有している株式、投資信託の運用により収入を得ていく「ストック収入」があります。

資産家は、後者のストック収入が多く、保有する金融資産が豊富な人と言うことになります。

ビジネスオーナーや資産家は、誰もが羨むようなデュアルライフを送っている富裕層だとも言えますね。

 

メタバース

メタバースとは、3次元の仮想空間の事を表し、アバターを介して人が交流したり、遊んだり、仕事をするオンライン空間となっています。

分かり易く言うと、ゲームの「あつまれどうぶつの森(あつ森)」や「マインクラフト(マイクラ)」もメタバースのようなものだと言われています。

2021年冬にFacebook社は、社名をMetaに変更し、メタバースの構築に1兆1000億円を投資し、1万人の雇用を行うという事が報じられました。

今後メタバースは、数百兆円クラスの超巨大な産業になるのではないかという見方も出始めています。

 

今までにない新しい働き方にチャレンジしたい人や、ハイリスクハイリターンな投資に興味がある人などは、このメタバースでのマネタイズを試み始めています。

メタバースでお金を稼ぐ方法としては、仮想通貨を使ってメタバース上でゲームをして報酬を得るというやり方や、デジタルアイテムやメタバース上の土地の売買を行うなどがあります。

現在メタバースは、ゲームを始め、オンライン会議やバーチャルライブなどで活用されていますが、将来的には世界中の人々がメタバース上で、アバターとなってコミュニケーションするようになり、買い物をしたり、商品を製作・販売するなどした経済活動を行うようになると想定されています。

こうしたオンライン上の仮想空間メタバースでの経済活動が中心であれば、デュアルライフに全く支障はありませんね。

 

会社員(週末は田舎で暮らす)

基本的に会社勤務がベースとなっている会社員でも、最近ではデュアルライフを送る人たちが増えてきています。

 例えば週末にしっかりと休日が取れるようであれば、デュアルライフは可能になります。

この場合には、自宅から車で片道2〜3時間以内の範囲に二拠点目を構えることで、平日は都内でバリバリと働き、週末は田舎でのんびりと過ごすというライフスタイルが可能になります。

【週末のプライベート空間として開放的なLDKとした例】

 

サマリー:新しい働き方・デュアルライフ(二拠点生活)に向いている仕事

この記事では、デュアルライフに向いている仕事をピックアップしてお届けしました。

以前までは、デュアルライフは富裕層や仕事を引退したシニア層が中心となっていましたが、最近では20代〜30代の若い世代でもデュアルライフへの関心が増しています。

政府もデュアルライフを推進する動きを見せていますし、地方自治体の間でもデュアラーを積極的に支援する世策を打ち出すところが増えています。

働く人の自由を尊重する風潮も年々高まっていますので、今後デュアルライフは更にハードルの低いものになっていくでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。