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夫婦でデュアルライフ(二拠点生活)をする場合の注意点
2022.06.30

デュアルライフとは、メインの住まいとは別に新たな拠点を持ち、2つの拠点を行き来するライフスタイルの事です。

デュアルライフを送ることによって、都市生活では得られない自然豊かな環境を感じられるようになったり、田舎のぬくもりあるコミュニティーに参加できるようになったりと、思い通りの生活が手に入ることで、暮らしが更に充実したものになっているという方が、最近増えています。

ただし、夫婦でデュアルライフを実現するためには、お互いの希望や思いを事前にしっかりとすり合わせるなどしておかないと、「こんなはずではなかった」と後悔する可能性が生じてきます。

そこで、この記事では、夫婦でデュアルライフを楽しむために気を付けたいポイントについて、以下の3つのパターンに分けてお伝えしていきます。

  1. 夫婦揃って仕事をしながらデュアルライフ(二拠点生活)をする場合
  2. 夫婦の一方だけが仕事を持ちデュアルライフ(二拠点生活)をする場合
  3. リタイア後に夫婦でデュアルライフ(二拠点生活)をする場合

 

【その1】夫婦揃って仕事をしながらデュアルライフ(二拠点生活)をする場合

この章では、夫婦共に働いている場合のデュアルライフについて考えてみます。

仕事がオンライン化していて、全国どこに居ても仕事が出来る状況であれば、デュアルライフに関しては特に問題が発生することはなさそうです。

ただし、仕事がオンライン化していると言っても一部の仕事はまだ対面でする必要があるというケースも多いと思います。

どちらか一方が定期的に特定の場所に行かなければならないという条件がある場合、移動を必要とする生活になることに対してストレスを感じるのかどうかなど、予め話し合っておいた方が良さそうです。

例えば、東京にお住まいの夫婦が二拠点目を八ヶ岳に構えたというケースで考えてみます。

夫婦は通常は八ヶ岳の家に滞在する生活を送っているとして、妻は在宅ワーク、夫は時折、数週間東京で仕事をする必要があるというパターンだとします。

その場合、夫が東京へ出向くときは妻も同行するのか、それとも妻は八ヶ岳の家に留まるのかについては事前に話し合った方が後で問題にならずに済みます。

もし、話し合いをしないでいた場合、「夫は妻に付いてきてもらうつもりでいた」、逆に「妻は八ヶ岳に残るつもりで考えていた」というように夫婦で考えが違っていると、どちらかが我慢を強いられる可能性が、後から出てきてしまいます。

妻に同行してもらいたかった夫が、1人で東京に出向くことを選択した場合「出稼ぎに出るのはいつも自分だけか…」などと不満に思う可能性がありますね。

また、妻の方ではそのつもりはなかったのに、夫に合わせて仕方なく東京に出向くことになった場合、「八ヶ岳の庭や菜園が気になってしまう…」といった不満を持つ可能性もあります。

デュアルライフを始める前に、お互いに思っていることを全部相手に伝えて、じっくりと話し合うことをお勧めします。

【お庭で家庭菜園やお花を植えている例】

 

【その2】夫婦の一方だけが仕事を持ちデュアルライフ(二拠点生活)をする場合

このパターンに関しても、新生活を始める前に、自分が望むデュアルライフと、配偶者が望むデュアルライフがどのようなものかについてや、2人の望む生活パターンが一致するかどうかについてなど具体的に話し合うことをおすすめします。

特に夫婦関係において、どちらか一方がもう一方に合わせることが多い関係性である場合、合わせている方は本人も自覚しないままに無理をしてしまうという場合があります。

例えば、専業主婦をしている妻が、夫の日々の世話をするのが私の役目と思い、夫の出稼ぎのために同行する生活を頑張ってみたものの、長距離移動することが苦手で、大きなストレスになってしまい体調を崩してしまうというような事があったりするかもしれません。

ストレスを解消し、幸せになるためのデュアルライフが、返ってしんどいものになってしまっては本末転倒になってしまいます。

ご自身の気持ちも、配偶者の気持ちも大切にして、お互いが幸せになるための選択肢を見つけるようにしてください。

 

【その3】リタイア後に夫婦でデュアルライフ(二拠点生活)をする場合

仕事をリタイアした後に、デュアルライフを始めたいという方も、今すごく増えてきています。

自分たちの終の棲家を見つけるために、デュアルライフを始めてみて、二拠点目が気に入って生活になじんできたら、二拠点目のエリアに住宅を購入して本格的に住む…というようなケースもあるのだそうです。

この章では、リタイア後にデュアルライフをするにあたって、押さえておきたい注意点を4つお伝えします。

 

移動の負担について

デュアルライフをスタートさせた時点では健康に全く問題が無く、マイカーでの行き来を考えていたとしても、高齢になってくると免許返納を考えるようになるなどして、車の運転以外の移動をせざるを得ないケースが出てきます。

そのような場合にも移動手段があるように、公共の交通機関が利用しやすい場所を選ぶようにすることをおすすめします。

車を手放したとしても、快適に暮らせる住まいであるかどうか?この点に注目してみてください。

 

医療が充実しているか

今は健康体であっても、将来のために医療施設が充実している環境を選ぶ方が安心して暮らせますね。

デュアルライフをするにあたっては、二拠点それぞれの地域にある医療の状況について詳しく調べた方が良さそうです。

田舎に拠点を設ける場合には、周囲の道路事情もチェックしてみてください。

昔の道路事情のままになっている地域は、場所によっては救急車などの大型車両が通れないというケースも結構ありますので、この点も意識するようにしてください。

【落ち着ける環境でも周辺状況により不便になってしまいます。】

 

子供の理解が得られるか

お子さんがいらっしゃる場合には、デュアルライフを始める前にお子さんにも話をしておいた方が理解を得やすく、後々で協力してもらいたいことが出てきた場合にもスムーズに対応してもらえるかと思われます。

もし、事前に何も言わずに夫婦だけで決めてしまい、二拠点目がお子さんの住まいとかなり離れた場所であった場合などには、後から不都合が生じてしまう可能性が無きにしも非ずです。

お孫さんもいらっしゃる場合には特に、二拠点目が子供達ファミリーにとっても憩いの場にしていけると、より豊かなライフスタイルが過ごせそうですね。

 

相続について

デュアルライフをする際、持ち家である場合には相続についても事前に対策をしておいた方が、後で問題が生じずに済みます。

お子さんがご夫婦と別に住んでいる場合、相続の際には2軒の空き家を所有し、管理しなければならないということを想定する必要が出てきます。

その場合には、家を売却するのかそれとも賃貸に出すのかなど、事前に想定して準備しておくとスムーズです。

また、お子さんが1人なのか複数なのかによって相続の配分が難しい場合もあるかもしれません。

後で揉めることがないように事前に決められるところは決めてしまった方が良さそうですね。

 

サマリー:夫婦でデュアルライフ(二拠点生活)をする場合の注意点

この記事では、夫婦で快適なデュアルライフを送るために押さえておきたい注意点についてお伝えしてまいりました。

男性と女性では「暮らしの捉え方」が大きく違っていたり、お互いの性格や性質によっても望むライフスタイルが違っているケースも多いので、事前に良く話し合い、夫婦ともに幸せになれる選択肢を見つけていっていただきたいと思います。

また、デュアルライフを始める前に他の家族の理解を得ることや高齢になった際の事も想定していただきたいと思います。

あなたの素敵なデュアルライフを考えるためのヒントになっていれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。