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- 平屋のガレージハウスを建てる際の外観、内装、間取り、玄関のポイント
この記事では、平屋のガレージハウスを建てる際の「外観」「内装」「間取り」「玄関」のポイントについてそれぞれ解説しています。
平屋のガレージハウスを建てる前に、このポイントを知っておくことで
「あのときにこうしておけば良かった!」と後悔しない、あなたの理想のガレージハウスが実現できます。
Contents
外観2つのポイント|平屋のガレージハウス
平屋のガレージハウスを建てる際の外観のポイントは、「シャッターで決まる」といっても過言ではありません。
この章では、その外観のポイントとなる
1.シャッターの素材
2.シャッターのデザイン
について解説します。
ポイント①シャッターの素材
ガレージ部分のシャッターに、どのような素材を使用するのかによって、外観のデザインイメージがほぼ決まってしまいます。
シャッターの素材には、主にアルミ製、鋼製、木製などが使われます。
デザイン的に一番見栄えがするのは、木製のシャッターです。
ただし木製のシャッターの金額は、アルミ製のシャッターのおよそ2倍かかります。
また防火性能を求められる地域があるので、どのような素材を選ぶかは、注意して選ぶ必要があります。
ポイント②シャッターのデザイン
シャッターのデザインは、外観と一体感のあるデザインを意識することがポイントです。
例えば、シルバー系のアルミ製のシャッターを選ぶのであれば、外観は白、またはガルバリウム鋼板のシルバー色にすると一体感のあるデザインになります。
木製のシャッターを選ぶなら、外壁の一部などに木製の素材を持ってくることで、デザインとして統一感がでて、洗練された雰囲気になります。
【木製シャッターの計画事例】
内装3つのポイント|平屋のガレージハウス
この章では、平屋のガレージハウスを建てる際の内装のポイントとして
1,内装の素材
2.床の素材
3.排気ガスによる一酸化炭素中毒の対策
について、それぞれ解説します。
ポイント①内装の素材
ガレージの内装の素材は、水に強い素材のものにしておくことをおすすめします。
そうすることで、洗車の際の水しぶきや雨や雪などによって水の影響を受けても、お手入れがしやすくなり、ガレージの内装を綺麗に保つことができます。
ポイント②床の素材
ガレージ内の床の素材は、塗り床、タイル貼り、モルタル仕上げのいずれかが多く採用されています。
床の素材を選ぶ際は、すぐに傷むことがあるため、必ず車専用の素材を選んで下さい。
床面については、白など明るい色を選んでしまうと、後々タイヤ痕が床について汚れて見えてしまいます。
床面には、タイヤ痕が目立たないような色を選ぶこともポイントです。
【タイヤ痕を考慮し床を濃いめの色とした例】
ポイント③排気ガスによる一酸化炭素中毒の対策
インナーガレージでアイドリングをする可能性がある場合は、ガレージの内装の設備として、必ず大きめの換気扇を取り付けることが必要です。
ガレージ内は、排気ガスやオイルのにおいがこもりがちになるため、排気ガスによる一酸化炭素中毒の事故がたびたび起こっています。
特に1階ガレージの場合、ガレージでアイドリング中に、2階にいる人が一酸化炭素中毒を起こす事例もありますので注意が必要です。 |
排気ガスが室内に入らないように、ガレージ内の換気扇を回すことが、一酸化炭素中毒を防ぐ対策として重要になります。
例えば
・照明と連動した換気扇を取り付ける
・24時間換気扇を回しっぱなしにする
こうした対策を行うことで、換気扇の回し忘れを防ぐことができます。
排気ガスによる一酸化炭素中毒の対策として、「ガレージ内に換気扇を取り付けること」を、ぜひ頭に入れておいて下さい。
間取り2つのポイント|平屋のガレージハウス
この章では、平屋のガレージハウスを建てる際の間取りのポイントとして
1.ガレージハウスの設置場所
2.車が映える照明計画
について解説します。
ポイント①ガレージハウスの設置場所
ガレージハウスの設置場所は、リビングなどからいつでも眺められるような設置にすることをおすすめします。
リビングとガレージハウスの境目を大きなガラス面にすることで、いつでも車と一体感を感じられる間取りが実現できます。
インナーガレージ側は、単板のガラスにしてしまうと外気温の影響を受けやすくなってしまうので、ペアガラスにするなどの配慮が必要です。
また、家族の中で愛車を眺めていたいのはご主人だけという場合は、ガラス面にロールスクリーンを設置するなどして、状況に応じて車を隠せる工夫をするとよいでしょう。
これにより、日中家にいる家族への配慮にもなり、お互いがストレスを感じることなく過ごすことができます。
ポイント②車が映える照明計画
ガレージの照明は軽視されがちですが、じつは車が映えるのに大変重要な役割を果たしてくれるのが、照明です。
ぜひ、車が綺麗に見える照明計画を立てましょう。
車をどこに配置して、どのように照らしたいのかは、あらかじめ設計士の方にしっかり伝えておくことが重要です。
そうはいっても「具体的なイメージがわかない」という方は、ダクトレールを用いて、後から好きな位置に照明をレイアウトできるようにしておくことも、手段のひとつです。
また、調色機能のある照明器具を使うことで、白っぽい光から暖かい電球色の光まで、いろんな色で車を眺めることができます。
白っぽい光で眺める愛車、電球色で眺める愛車、それぞれ全く違った印象で、飽きることなく楽しむことができるのも、調色機能のある照明を使う魅力の一つです。
【ガレージ内の照明を電球色とした例】
玄関2つのポイント|平屋のガレージハウス
この章では、平屋のガレージハウスを建てる際の玄関のポイントとして
1.インナーガレージへの出入り口
2.バリアフリー対策
について解説します。
ポイント①インナーガレージへの出入り口
インナーガレージ側に出入りができる扉をつけると便利です。
玄関とガレージをつなぐ場所にはシュークロークや物置を介すことで、玄関が雑然とすることなく、整った印象を保つことができます。
ポイント②バリアフリー対策
平屋を建てるメリットの一つに、「バリアフリーにできること」が挙げられます。
インナーガレージ側から室内(玄関)側に行く扉は、車椅子が通れる広さを確保するなど、平屋の強みを活かしたバリアフリー計画を立てておくと将来的にも安心です。
サマリー:平屋のガレージハウスを建てる際の内装、外観、間取り、玄関のポイント
この記事では、平屋のガレージハウスを建てる際の「外観」「内装」「間取り」「玄関」のポイントについてそれぞれ解説しました。
上記で解説しましたそれぞれのポイントについて一覧表にまとめていますので、あなたの理想の「平屋のガレージハウス」を建てる際に、ぜひお役立て下さい。
外装2つのポイント|平屋のガレージハウス |
|
①シャッターの素材 |
シャッターの素材によって外観のデザインイメージが決まる |
②シャッターのデザイン |
外観と一体感のあるデザインを意識する |
内装3つのポイント|平屋のガレージハウス |
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---|---|
①内装の素材 |
水に強い素材のものを選ぶ |
②床の素材 |
車専用の床素材やタイヤ痕が目立たない床色を選ぶ |
③排気ガスによる一酸化炭素中毒の対策 |
ガレージ内に大きめの換気扇を取り付ける |
間取り2つのポイント|平屋のガレージ |
|
①ガレージハウスの設置場所 |
リビングなどからいつでも眺められるような設置にする |
②車が映える照明計画 |
車をどこに配置して、どのように照らしたいのか、照明計画をあらかじめ立てておく |
玄関2つのポイント|平屋ガレージ |
|
①インナーガレージへの出入り口 |
インナーガレージ側に出入りができる扉をつける |
②バリアフリー対策 |
平屋の強みを活かした、バリアフリー計画を立てる |