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和風/日本風の平屋の家を建てる時の外観・内装・間取りのポイント
2022.08.26 高級住宅

伝統的な日本家屋の建築様式を取り入れた、和風、日本風の平屋の家を建てる時には、いくつかの抑えるべきポイントがあります。

この記事では、和風、日本風の平屋の家を建てる時に必ず抑えておきたい「外観」「内装」

「間取り」のポイントについて、それぞれ分かりやすくご紹介しています。

この記事を読むことで、どのようなポイントを意識すれば、安らぎと安心感のある伝統的な和風のデザインの平屋を建てることができるのかが明確になります。

 

外観の2つのポイント|和風/日本風の平屋の家

この章では、和風、日本風の平屋の家を建てる時の外観の2つのポイント

・屋根の形状

・外壁

についてそれぞれご紹介します。

 

屋根の形状

和風・日本風の平屋の家の外観のポイントは、屋根形状で決まると言っても過言ではありません。

屋根形状は、「入母屋(いりもや)・寄棟(よせむね)・切妻(きりづま)」の3つの基本形か、その組み合わせとなっています。

和風・日本風の屋根形状で、一番格式が高く高級感のある外観が臨めるのは、入母屋屋根です。

屋根形状の外観にこだわるのであれば、入母屋屋根を検討することをおすすめします。

ただし、その分予算もかかってしまいます。

予算的に少し落とすのであれば切妻屋根、その中間が寄棟屋根になります。

外観のポイントとなる屋根形状については、予算も考慮しながら、こだわりを持って選んで損はないでしょう。

予算

屋根形状

構造

予算高

予算低

入母屋屋根

「切妻屋根」の上部形状と「寄棟屋根」の下部形状を合わせた構造

寄棟屋根

屋根の最上部分を中心に4方向に屋根面がある構造

切妻屋根

本を伏せたような形状の2方向に傾斜を持つ構造

【入母屋屋根の例】

 

外壁

木造住宅における柱などの構造部分の壁の納め方には、真壁工法(しんかべこうほう)と大壁工法(おおかべこうほう)の2種類があります。

真壁工法と大壁工法には、それぞれ下記の特徴があります。

・真壁工法→柱を見せる納め方

・大壁工法→柱を壁で隠して見せない納め方

和風・日本風の雰囲気を出すのであれば、真壁工法(しんかべこうほう)で、柱を見せるデザインにすることがポイントです。

そうすることで、重厚で落ち着いた和の雰囲気と木の温もりが感じられる外観を演出することができます。

しかし真壁工法で施工すると、柱を見せることで壁の厚みが薄くなり、断熱性が低くなってしまうというデメリットもあります。

ですので、実際には大壁工法で断熱材の厚みを確保して、付け柱で真壁工法に見せるような施工法にすることをおすすめします。

 

内装の2つのポイント|和風/日本風の平屋の家

この章では、和風、日本風の平屋の家を建てる時の内装の2つのポイント

・内壁

・天井

についてそれぞれご紹介します。

 

内壁

内壁についても、上に述べた外壁のポイントでお伝えしたように、柱を見せるデザインを意識的に取り入れるとよいでしょう。

外壁と同じ施工法にすることで、断熱性を確保しつつ、和の雰囲気を演出できます。

内装材については、漆喰や珪藻土などの壁材を使うことで、自然素材ならではの質感がより和風の家らしさを引き出してくれます。

また機能面でも、調湿作用が高く、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥した日は水分を一定に保ってくれるなどのメリットもあります。

年月を重ねても、古びるのではなくむしろ経年による味がでてくるのも魅力の一つと言えるでしょう。

 

天井

和風、日本風の平屋の家の内装で、自然と目を引くのは天井デザインです。

天井は構造部材から分離されたことで、自由なデザインが可能になり、たくさんのバリエーションが作り出されています。

特に和室には、格子天井や折上げ天井を取り入れるなど、天井デザインにこだわることで、より本格的な純和風の空間にすることができます。

【格子天井とした例】

 

間取りの3つのポイント|和風/日本風の平屋の家

この章では、和風、日本風の平屋の家を建てる時の間取りの3つのポイント

・玄関

・来客動線

・床の間

についてそれぞれご紹介します。

 

玄関

和風、日本風の玄関であれば、どこか懐かしく優しい趣きのある玄関引き戸にすることをおすすめします。

玄関引き戸にする場合は、間口が一間半(2.73m)のスペース確保が必要です。

間取り的に可能かどうか、デザイン性、防犯性も含め、あらかじめ考えておくとよいでしょう。

 

来客動線

和風、日本風の平屋の間取りを考える上で、来客動線を考えておくことも重要になります。

お客様を迎え入れる客間(ゲストルーム)と普段生活する居間(リビング)は、玄関から左右に分ける間取りにすることが望ましいでしょう。

敷地の幅的に両サイドに並べられない場合は、玄関から直接広縁(奥行きが深い縁側)を通って客間へ迎えられる動線を造ると、お客様を居間を通さずにご案内することができます。

家族がくつろぐ空間とお客様用の空間を分けておくことで、急な来客にも慌てず対応することができることもメリットの一つです。

 

床の間

和風、日本風の平屋の家を建てるのであれば、床の間を作ることは、セットで設けるくらいの検討をしたいところです。

日本人にとって床の間は、昔から掛け軸や花、書画を飾ったりと、なくてはならない「特別な場所」として大切にされてきました。

床の間と一言で言っても種類が豊富にあるため、設計者の方とよく相談して、あなたにとっての「特別な場所」にすることをおすすめします。

【床の間の例 床柱の左側が床の間。右側が床脇。一番左にあるのが書院。】

 

数寄屋造り|和風/日本風の平屋の家

型や形式にとらわれず、より自由度を高く造るのであれば「数寄屋造り」も検討してみてはいかがでしょうか。

「数寄屋」とはもともと茶室を意味していて、「数寄屋造り」は、茶室の特徴を建築様式に取り入れたものになります。

数寄屋造りの主な特徴は以下の3つです。

・直線ラインが美しい外観

・無駄な装飾を取り除いた内装デザイン

・庭や借景との一体感をもたせる間取り

形式にとらわれない数寄屋造りの精神は、現代の暮らしに合わせる柔軟さも兼ね備えているため、自由な発想で和風、日本風の平屋作りを楽しめます。

もし茶室を作るのであれば、表千家と裏千家など様々な茶の湯の流派があるので、流派に合わせたきめ細やかな打ち合わせをきちんとしておく必要があるでしょう。

 

サマリー:和風/日本風の平屋の家を建てる時の外観・内装・間取りのポイント

この記事では、和風、日本風の平屋の家を建てる時に必ず抑えておきたい「外観」「内装」

「間取り」のポイントについて、それぞれご紹介しました。

和風/日本風の平屋の家を建てる時のポイント

外観

①屋根の形状

入母屋屋根を検討する

②外壁

大壁工法で断熱材の厚みを確保して、付け柱で真壁工法に見せる施工法にする

内装

①内壁

外壁と同じ施工法で内装材に自然素材を使用する

②天井

格子天井や折上げ天井を取り入れるなど天井デザインにこだわる

間取り

①玄関

引き戸にして、間口を一間半(2.73m)のスペースを確保する

②来客動線

客人を居間を通さずに客間に案内できる動線を確保する

③床の間

床の間をセットで設ける

・型や形式にとらわれず、より自由度を高く造るのであれば「数寄屋造り」も検討してみる

 

この記事が、和風、日本風の平屋の家を建てる際に、お役立て頂けましたら幸いです。