YANO'S BLOG
アスペルガー、発達障害の傾向のある子供と家の使い方
2019.08.20 子供の住環境 発達障害
ここ数回、凸凹症候群と家の関係性やその使い方にフォーカスして話を進めています。
 
その中でとても重要なのが「集中力を高める環境づくり」とお伝えしました。
 
 

今回お伝えするのは「集中できる環境設定」について 

・リビングにTVがあれば、TVを見てしまう。
 
・テーブルにお菓子が乗っていたらついつい手を伸ばしてしまう。
 
・ビールのストックがあったら毎日飲んでしまう。
 
これらは、人の無意識に作用する「環境引力」だという話を再三してきました。
 
集中できる環境設定も、環境引力から考えていくといいでしょう。
 
今回は子供編です。
次の問いに答えてください。
 
Q1)わが子は、一人の方が集中できるか?
Q2)集中力は続くほうか?
 
答えましたか?
 
Q1は多くの場合、親のそばの方が集中して、勉強がはかどるケースが多いです。
 
ただ、これは一般的な回答なので、わが子が一人の方が集中できるケースもあるので、そこをよく見極めてください。
 
Q2で集中がほとんど続かない場合は、工夫が必要です。
 
特に勉強する場合。
 
勉強する場所には、勉強道具以外のものが一切目に入らないようにすることが重要です。
 

リビングの中のワークエリアは、勉強中、他のものが極力目に入らず、かつ親の気配が感じれる場所が集中力が高めるポイント


 
 
多くの場合、目の入るところに漫画やアイパッド、お菓子、TVなどがあったりして、気が散ってしまうのです。
 
博多ラーメンの一蘭のカウンターのように、隣の人が一切目に入らないような工夫を勉強する場所にほどこしましょう。
 
そして、ここがポイントなのですが、少しでもその場所で集中できたらめいいっぱい褒めてあげましょう。
 
それを繰り返すと、徐々に集中できる時間も伸びて、集中力も高まってくるようになります。
 
これは、基本的に凸凹症候群のお子さんだけでなく、どんな子供のにも有効に作用するでしょう。
 
ぜひ取り組んで見てください。
 
 

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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。