YANO'S BLOG
Q&A)ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いは?
2020.02.21 家づくり成功のツボ Q&A 家づくり110番

Q)これから家を買おうと考えていて、住宅展示場に行きました。

 
 でも、どうもピンと来ない部分があり、それは何かと思ったら
 自然素材を使った内装の家が少なかったところにあります。
 どうやったら自分に合う家を手に入れることが出来ますか?
 
 

A)ハウスメーカーと工務店、設計事務所の違いを知ることが重要です。

 
 日本の場合、地方都市に行けば行くほど、家を買う=ハウスメーカーというイメージが強いようです。
  
なぜなら、一戸建てを建てる場所と価格が折り合いや部分が地方の方が多いことと、CMや広告などで、家を買う=住宅展示場にまずは行くというイメージが、根付いているからです。
 
さて家を手に入れる方法は、大きく3つ。
 ハウスメーカー
 工務店
 設計事務所
があります。
 
私は家を手に入れる方法を「薬」を手に入れる方法でよく例えます。
 
あなたが風邪をひいたと思って薬を手に入れようとしたとき、
 
A)ドラッグストアーで薬を手に入れるのがハウスメーカーで家を手に入れるのと似ている
B)地元の薬局で薬を手に入れるのは工務店
C)医者に問診をしてもらって処方箋を書いてもらうのが設計事務所と同じ
 
というふうに、それぞれイメージが似ています。
 
では、一つ一つ説明しましょう。
 

A)ドラッグストアーで薬を手に入れるのがハウスメーカーで家を手に入れるのと似ている

 
ドラッグストアーに行くと、たくさんの風邪薬が並んでいます。
そしてどの風邪薬が自分に合うか選ぼうとしても、比較基準が難しく、なんとなく気に入った風邪薬を購入してしまいがちです。
 
これは、住宅展示場に行っていろいろなハウスメーカーの家を見て回るのと似ています。
ちなみにハウスメーカーは、「製品としての家を売る」専門家です。
基本的には企画商品があり、それを土地に合わせてアレンジはしますが、商品として家を販売しています。
 
「ハウスメーカーで家は作らないの?」と思う方もいるでしょう。
はい、作りません。
 
ハウスメーカーは、工務店に依頼して家を建ててもらっています。
ハウスメーカーによっては、メーカー専属で工事する工務店とたくさん提携しているところもあれば、その時々で家を建ててくれる工務店が変わる場合もあります。
 
「ハウスメーカーで家を建てていない」というのを知らない人も多いようですが、ハウスメーカーは家を売る専門家だと知っておきましょう。
 
 
 

B)地元の薬局で薬を手に入れるのは工務店

 
 風邪をひいたときに、地元の薬局に行くと「いつもの錠剤とこのドリンクの組み合わせが効くよ」といったように、独自の組み合わせなどで提供してくれる地元密着イメージは、工務店と似ています。
 
工務店は「家を建てる」専門家です。先のハウスメーカーの家を建てる工務店もいれば、建売住宅ばかりを建てる工務店もあります。
 
家づくりを依頼する工務店は、上記のような下請けの会社ではなく、設計施工を元請けで家づくりを行う会社になるでしょう。
 
 「この工務店の家づくりが気に入った!」という場合は、おすすめです。
ただし、工務店は基本的には「家を建てる専門家」であって、「建てる人の立場に完全に立って家を考える」専門家ではありません。
 
 
 

C)医者に問診をしてもらって処方箋を書いてもらうのが設計事務所と同じ

 
設計事務所で家を立てるというのは、もう少し具体的にいうと、設計事務所で家を考えて、その設計図をもとに建てる専門家である工務店に建ててもらうという流れになります。
 
 これは「風邪をひいたかな?」と思い、医者に問診してもらい「これは風邪ではなく、腸に入ったウィルスからきていますね」といった形で、それ専用のカルテを作ってもらって、近くの調剤薬局で薬を煎じてもらうイメージと近いですね。
 
 風邪なのか、自分が風邪だと思っていて別の症状だったのか?という部分は、「家を考える専門家」である設計事務所が同じく得意にしている部分でしょう。
  
「本当にこの家族が望んでいるものを見出してそれを形にする」
そのようなことができるのが設計事務所です。
 
 
いかがだったでしょうか?
ちなみに、天然素材を使った家が欲しいのでしたら、ハウスメーカーに数社程度。工務店では、積極的に扱っている会社とそうでない会社もありますので、リサーチすれば良いでしょう。設計事務所も工務店と一緒です。
 
あなたが、どんな薬(家)を手に入れたいか?
上記をイメージしながら、それぞれの違いを理解してみましょう。