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新型コロナウィルスと2020年前半の家の購入の判断について
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新型コロナウィルスが世界中に蔓延し始めています。
2020年3月27日時点で、日本でも1300人の感染者。
アメリカでは、この1週間であっという間に7万人にまで膨れ上がっています。
中国は8万人から(数字上)増えていませんが、実際には経済は動いていません。
中国の経済活動が止まっていることは、住宅業界にも大きな影響を与えています。
まずは、トイレやお風呂などの住宅設備。
これらの部品を中国で作っているとのことで、納期が未定になっています。
リフォームを中心にしている会社は軒並み受注停止になり、売上が立たない状況になっています。
「トイレ倒産」という言葉が出てきたほどです
さらには、外壁の合板を止めたり、内装の壁を止めたりする「釘」が手に入りにくくなっているとのこと。
「釘」も中国で生産されているのです。
このままだと住宅業界全体が止まってしまう可能性が高い。
しかし、打開策は、すぐに見当たりません。
「釘倒産」という言葉も生まれるかも知れません。
薄利多売で、ビジネスをやっていた会社は、資金繰ができなくなるでしょう。
そういう意味で、この数ヶ月は、倒産する施工会社が相次ぐでしょう。
この時期は、しっかりと静観することが重要です。
そうすると、業界自体はより冷え込む可能性があります。
しかし、契約した途端、その会社が倒産しては目もあてれません。
なぜか営業マンが強気な会社がありました
私は設計事務所をやっていますが、その営業マンは設計の内容にまで踏み込んで建主にPRするのです。
お互いを尊重しないとうまくいかないのがこの仕事。
結局その営業マンの会社とは契約をしませんでした。
すると翌月、倒産のニュースが!
それだけ仕事を取りたくて焦っていたんだなと個人的には思いました。
それくらい冷静じゃなくなるのが、、こういった時期です。
今の時期、契約を迫ってくる営業マンには用心したほうがいいでしょう。
お互い苦しいところにいますが、建主がいつでも弱者です。
まとめ
2020年の前半は、じっくりと静観して眺めることが重要です。
誰もが痛みを伴い時期ですが、住宅関係はいつでも建主が弱者です。
身を守る方法をもう一度確認しておきましょう。
繰り返しますが、この時期を静観すること。
必要以上に迫ってくる人には距離をおく。
このことだけはしっかりと意識しておきましょう。
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この記事の著者
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八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。