YANO'S BLOG
風水や家相って一体どうやって活用するものなの?
2020.01.10 動画 幸せな家造り 基本の「き」 家相 風水
家づくりだけでなく、今住んでいる家に対して「風水的にどうなのだろう?」「風水を活用して幸運を引き寄せるには?」ということに興味を持っている人は多くいます。
 
興味深いのですが、一般の方のほうが、私たち設計士や施工関係者などの業界の人以上に風水や家相に興味を持っている人がたくさんいるのが実態です。
 
なぜこのようなことが起こっているのか?
一つは業界人と鑑定士の間の確執。それと風水や家相に対する業界における認識などが要因です。
 
「鑑定士の言ったまま設計なんて出来ない」
「建築の知識もない鑑定士に施主が洗脳されてたまったもんじゃない」
「鑑定士は詐欺ですよ」
 
「風水なんて単なる迷信」
「風水でがんじがらめな間取りなんて設計したくない」
 
実際に業界から聞こえてくる声です。
これらの声を聞いてあなたはどう思いますか?
 
「えー!風水って建築の専門家の人ならだいたい知っているのではないのですか?」
「風水に興味がある人は多いのに誰に相談すればいいのですか?」
「そんなに確執があるなんて知らなかった」
 
こう言った声が返ってくることでしょう。
 
これぐらい業界の人と一般の人で風水や家相に対する認識が違っているのです。
 
さて風水と家相、根本的にこの二つの違いは何?と思う人もいると思いますが、このことに関しては別の回にお伝えするとして、今回は風水や家相が、実際どのようなことを扱っているか?をお伝えします。
 
大きく3つあります。
 
1.エネルギー的にいい場所を探す
2.その土地のエネルギーを最大限引き出す
3.間取りを吉相にすることでいい流れを引き寄せる
 
では、それぞれを説明しましょう。
 

1.エネルギー的にいい場所を探す

 
 これは風水や家相全般に共通しているのですが、地形学的にもどういう場所が発展しやすいか?を統計学的に見立てることが可能です。
 
 具体的にいうと、北が山のように高くなっていて、南は自宅の敷地よりも低く、出来れば湖や海などがあり、西側は、敷地よりも少し高地になっていて街道などがあり、東側は敷地よりも低く、大きな河川が流れているような立地がエネルギー的にいい場所と言われています。
 
 風水などではこのことを「四神相応(ししんそうおう)」または「四神思想(ししんしそう)」と言われています。日本の城下町の多くがこれに基づいて都市計画をされています。
 
 またこう言った立地は太平洋側に多く、日本では太平洋側が栄えやすいのもこの考えとリンクしていると言われています。
 
 古くは、平城京や平安京などもこの考えに基づいて都市計画されているのですが、1300年以上前から日本に馴染みのあるものだということを知っておくのもいいでしょう。
 
 

2.その土地のエネルギーを最大限に引き出す

 
  少し、専門的でスピリチュアル的な言い回しなのですが「イヤシロチ」と「ケガレチ」という言い回しがあります。イヤシロチは癒しの効果が高い敷地、ケガレチは汚れを呼び込む敷地と言われています。
 
実は、大学機関でもこのイヤシロチやケガレチについて研究をしているところがありますが、具体的には「電位差測定器」という機械を使って、その土地の通電率をみていきます。
 
イヤシロチであればあるほど、電位差が大きく通電率が高くなります。
なぜ通電率が高いとイヤシロチなのか?というとイメージが湧きにくいですが、肩に磁力のあるものを貼ると、血行が良くなる製品がありますが、あのイメージに近いと思ってください。その場にいると、血行が良くなるイメージです。
 
逆にケガレチは、そう通電率が低いので、そういった効果が薄く、さらに地磁気に狂いがあったりなど、体の調整を狂わせる要素も多くあります。この辺りの細かなことはまた別に話をしようと思いますが、風水や家相には、ケガレチでもマイナス要素をなくすための方法、例えば「埋炭」などを活用して通電率をあげることなども可能です。こういった知恵も風水や家相ならではです。
 
まず上記二つを語っている動画もありますので、詳細を知りたい方はこちらからご覧ください。

 
 
 

3.間取りを吉相にすることでいい流れを引き寄せる

 
 風水や家相=間取り と思っている人も多くいると思いますが、先にあげた2項目も間取りと同等以上に影響力があります。
 
 さて、間取りに関してです。間取りに関しても風水や家相ではそれぞれ考え方の違う体系がありますが、間取り形状や家の中心から見てどの方位にどういったものをレイアウトするか?で吉と凶をみていきます。
 
 この辺りが「占いだ」と言い切ってしまう人もいますが、私はこれまで鑑定士が間取りを鑑定して、そこに長年住んでいる夫婦のそれぞれの体に起こっている症状をズバリと当てるケースを何十も見てきたので、無視するわけにはいかないと考えています。
 
 間取りに関しては、どういったものを見ていけばいいか?を動画でも詳しく語っていますので、そちらをご覧ください。それと風水などを鑑定したいと思った場合の注意事項も語っています。興味がある人はそちらをじっくりと見てくださいね。※後日リンク予定
 
以前、若手設計士を対象に風水や家相の勉強会を開催しましたが、「風水や家相がここまで精密に理論立てられているとは思っていなかった」「知った上で、どう扱うかを判断した方がいい」という声ももらいましたが、そのように考える設計士が増えればと思っています。
 
今回は風水や家相が具体的にどんなツールなのか?をお伝えしました。
実際にはこれに「引越しする時期と方位をみる方位学」を組み合わせなが設計をしますが、これも応用的な話なので、今回の話はここまでにしておきます。
 
 
 
 
 

 
 
 
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。