YANO'S BLOG
21世紀に資産になるのは「水」そして「空気」。特に家の中の空気状態は、家の資産生に直結する
2019.10.18 省エネについて 動画 幸せな家造り 基本の「き」
タイトルが長くなりました。
 
先日、読んでいた本で、令和天皇が大変関心を持って取り組まれていることに「水環境の保全」がありました。
 
全人類の中で、約7億5千万人の人々には安全な水供給がされていない状況で、ユニセフによると毎日千人規模の子供が下痢で死んでいる状況のようです。
 
水問題はますます深刻化していくでしょう。
そのことも建築や環境から今後掘り下げたいと思います。
 
そして、今回は特に「空気」について、お伝えしたいと思います。
 
2019年10月初旬に北京に行ってきました。
パッシブハウス国際カンファレンスが開かれたからです。
 
そこでは、PM2.5問題を取り上げて、懸命に環境汚染を減らし、今ではもう北京では問題ではなくなった、と言っていました。確かに、その度合いがどうかはありますが、訪れていた日の北京ではマスクする人がほとんどいませんでした。急速に環境改善がされているのだと思います。
 

【北京市内の様子、軽自動車はおらずどの車も高級車の部類に入る新しいものばかりが目出つ】

 

ただ、これは中国全土となるかは、全く別ですし、PM2.5問題以外にも、日本においては黄砂の問題があります。鹿児島の桜島などは、その地域特有の問題ですが、水と同様「空気」がどれだけ美味しいものかが問われる時代になってきます。

 
場合によっては、風の谷のナウシカの防毒マスクをしないといけない世の中になるのか?それとも、今のままの空気を維持できるのか?これからの私たちの生き方でそれが問われます。
 
地球規模での環境改善と合わせて、私が家づくりで大切だと思っているのは「家の中の空気が美味しいかどうか?」です。
 

空気が美味しいというのは?

新建材特有の匂いがせず、PM2.5や黄砂などにやられていないことが最低条件です。また内装材の組み合わせで、匂いを吸着してくれたり、木の香りなどが程よくしている状況などは、空気が美味しいと言えるでしょう。
 
これからの家づくりや家の資産生には、この「空気の美味しさ」が重要になってきます。
素材など以外で、屋外の空気から身を守る手段として、「換気システム」や「室内物干し場」などが、注目を受けるでしょう。
 
換気システムに関しては、PM2.5や花粉を遮るフィルターのついているものも出てきています。換気システムには、第1種換気、第2種換気、第3種換気があり、通常の吸気口から空気を入れて換気扇で屋内の空気を外に出すのは、第3種換気と言いますが、この方式ではフィルターを付けることが難しので、基本的には第1種換気システムを利用するときに活用します。
この分野は日進月歩で進歩していきますので、また新しい情報が入れば更新しましょう。
 
さて、室内の空気を保つには、内装材の組み合わせと換気システムという話をしましたが、次にお伝えしたいのは、「室内物干場」についてです。
 

【弊社が設計した室内物干場の例】

 

室内物干場的な場所をうまく活用するためには?

 
最近は、PM2.5や黄砂の影響で、外に洗濯物を干すと白いシャツなどがすぐに黄ばんできたりなど弊害が相次いています。また真冬や梅雨時期などは、洗濯物がすぐに乾きません。また急な夕立で洗濯物が濡れて、洗い直すような羽目に会う可能性もあります。
 
室内物干し場を作ると、これらの心配を全て解決できます。
ただ、室内物干場で気をつけたいことが3つあります。
 
 ・除湿
 ・サーキュレーター
 ・60度のお湯で20分つけておく
 
です。順を追って説明しましょう。
 
除湿
 冬以外の季節は、室内で洗濯物を干すと湿度が高くなりすぎで洗濯物が乾きにくくなります。そういった場合は、エアコンの除湿運転か除湿機を設置して、除湿するようにしましょう。
 
サーキュレーター
 扇風機でも代用できますが、常に室内物干し場に風を起こすことで、洗濯物を乾きやすくさせるのに機能します。
 
60度のお湯で20分つけておく
 これは、動画でも詳しく語っていますが、他の先進国では、生乾きという現象を起こしません。なぜなら、海外の洗濯機はお湯で選択することが可能だからです。60度のお湯に20分以上洗濯物をつけておくと生乾きの原因菌が死滅します。それに対して日本の洗濯機は水道水の冷水専用のものが多く、生乾きの原因菌が残っていてあの匂いを発するわけです。
方法は2つ。一つは、60度以上のお湯につける方法。もう一つは、温水で洗える洗濯機に買い換える方法です。屋内で洗濯物を快適に干すためにはとても重要な視点です。
 
 
いかがだったでしょうか?
 
また「住まいにおける水」についても、取り上げたいと思いますが、今回は「美味しい室内空気」の重要性や室内で洗濯物を干す場合の知恵についてお伝えしました。
 
すぐに活用できるところは活用してください。
 
また動画も併せてご覧くださいね。
 

【動画も併せてご覧ください】