YANO'S BLOG
Q&A)子供部屋の使い方に関して、夫婦で意見が合いません
2018.10.12 家づくり 子供の住環境 家づくり成功のツボ Q&A 家づくり110番 メルマガバックナンバー 子育て パートナーシップ
前回のメルマガは、前々回の内容の
フォローでした。
 
人生のパターンから、自分の根底にある
潜在意識を読み解くという、個人的には
とっても興味がある分野の話でした(笑)
 
実は、住まいに対してのそれぞれの考え
にも、子供の頃に経験したことが、
潜在意識に入っていて、そこからご要望
などが出てくることがあります。
 
今回は、そのことに関連した
Q&Aです。
 
 
◇今回のQA 
子供部屋の使い方に関して、夫婦で
意見が合いません。
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(ご質問)
今、家づくりを考えているのですが、主人は
子供部屋はいらない大部屋でいいというの
ですが、かわいそうです。私は個室を作って
あげたいと思っているのですが、平行線です。
どうしてまとめていけばいいでしょうか?
 
 
(八納の回答)
家づくりにおいて、夫婦の価値観の違いが
出てくることはよくあります。
 
持ち家を持つか?
都会に住むか?
大きな土地がいいか?
和風がいいか?
子供部屋は必要か?
 
など、思っている以上にお互いの価値観が
違っていて、びっくりしたり戸惑ったりする
ケースがあります。
 
これは、これから家づくりを考えている人
だけでなく、今の家の使い方についての
価値観の違いについても同じことが言えます。
 
では、今回の場合、どうやって解決して
いけばいのでしょうか?
 
多くの場合、
・理路整然としゃべっている
・声の大きな方
・誰が決定権を持っていそうか
で、決定されていきます。
 
私は家づくりに関して、この発想には
反対です。
 
なぜなら・・・
住まいに関しては、その人自身が子供の頃から
育った住まいが価値観のベースになっていて
それが、子供にとっての適切な答えに
ならないからです。
 
例えば、ご質問者の場合、
大部屋でいいという方は、小さい頃、
子供部屋があって、寂しい思いをして
過ごしていた経験があったりします。
 
逆に、一人部屋をどうしても与えて
あげたいと強く思っている場合は、
自分自身が子供の頃に、兄弟姉妹で
二人部屋に過ごしていたことが多く
一人部屋に憧れていたという経験を
していた人が多いです。
 
このように、子供部屋に対する要望は、
わが子を見て判断しているのではなく、
自分の子供の頃の欲求から出てきている
ものが多いです。
 
私がお勧めするのは、
わが子を見て、その子がどのように育って
いくのがいいのか?を考えた上で夫婦で
判断するという方法です。
 
子供部屋の必要性については、私はこの
メルマガやブログで何度も話しているので
それを読んでいただきたいのですが、
 
小さい頃、子供部屋をどのように
使わせたいのか?
 
いつから、子供部屋で寝るように
させたいのか?
 
いつから、完全に子供部屋を
使わせるようにさせたいのか?
 
などを、わが子の資質を見ながら
決めてあげましょう。
 
わが子の年齢によっては、
直接子供から子供の思いを聞いてあげる
のも大切です。
 
子供の思いを聞いてあげた場合は、
夫婦で話し合って、子供の思いも
しっかり熟考して、結論を出して
あげましょう。
 
 
八納啓創
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。