YANO'S BLOG
大人のアスペルガー、発達障害傾向のある人の家で絶対に外してはいけないポイント
2019.08.21 家づくり成功のツボ 発達障害
集中できる環境作りがどれくらい大切かを実感いただけたでしょう。
 

今回は大人にとっての空間作りです

以前、電話で「ご主人がADHDの傾向があり、先日無事リフォームをしたが、ご主人が家に寄り付かなくなってしまった。どうすればいいか?」という問い合わせをいただきました。
 
はじめに断っておきますが、私の事務所は設計事務所であって、カウンセリングルームではありませんので、今後こう言った問い合わせもいただいてもお答えし兼ねますので、ご了承ください。
 
さて、私がたまたまその電話をとったので、その方と少し話をしました。
 
ご要望が多岐にわたり、その夢を叶えてくれる工務店を探していたが、多くの工務店に「うちでは無理ですね」と断られ、最終的に契約できたリフォーム会社にリフォームをしてもらったが、トラブル続きだったと言います。
 
竣工して引き渡しをしてもらった後、「使い勝手やイメージが違う!」とリフォーム会社に色々言ったが、自分たちには対応不可能だと言って、最終的に逃げられてしまったとのことでした。
 
アスペルガーやADHDの人は全員とは言いませんが、短期記憶に弱い傾向(間近な記憶を忘れてしまう)にあります。
 
工務店と「言った、言わない」でトラブルを起こしているケースには、こう言ったケースも多く、はじめにたくさんの工務店に断られたと言っていましたが、経験上、多くの工務店でもこういったトラブルを起こして来た経験があり、同様に敬遠されたのでしょう。
 
今回のケースでも、度々ご主人さんがいう要望が極端に違っていたので、それに対して奥様も苦労しながら、工務店と話し合って進めたようでした。
 
ところで、なぜご主人が出ていったのかというのは、「解放的な空間にしたい!」という要望に応えて、プライベート空間のないリフォームをしたようなのです。
 

アスペルガーやADHDの人は、一人きりになれる空間を強く望む傾向があります

それなのに、雑誌などみて一目惚れした空間と出会うと、自分の好みとは別に「これがいい!」となってしまい、工務店や設計事務所でもそのご要望を受けて空間を作ってしまい、後でトラブルってしまうケースが意外と多いのです。
 
アスペルガーやADHDをパートナーにもつ人は、上記のようなことを冷静に判断(一目惚れした空間が全然自分の居心地のいい空間とマッチしていない)しないと、家を建てたり、リフォームしてしまうと後でとんでもなく苦労してしまいます。ただ、そういうパートナーを相手に持つと、そう一筋縄では行きません。
 
このご主人も、結局一人きりになれる空間がないこの家で度々パニックになってしまい、家を飛び出してしまったのでした。
 

家に広さにもよるが、一人きりになれる空間を確保することはアスペルガー傾向がある人にはストレス軽減上とても有効

 

じゃ、どうすればいいのか?ということに対して、安易に応えることは出来ません

まずは、パートナーにアスペルガーやADHDの傾向があるかないか?そして、自分自身はどうだろうか?ということをネット上に色々転がっている発達障害系の「チェックシート」で自分やパートナーの傾向をつかむことが大切です。
 
そしてパートナー同士のお互いの傾向を知って、それぞれをサポートし合える関係を作ることがポイントですが、難しければ第3者の専門家に入ってもらうのも一つです。
 
また今の住まいで、パートナーが落ち着かない、ストレスが溜まっているようなら、「一人きりになれる場所」を作ることも視野に入れましょう。
 
また自分自身が「一人きりになりたい!」と強く願っているのなら、そういう場所を確保することに遠慮せず、積極的に求めてみましょう。そうすることで、お互いストレスのたまりにくい家族関係になれる場合も多々あります。
 
気になる人は、チェックシートで調べてみてください。
 
 

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