YANO'S BLOG
国連で話題になった地球温暖化についての考察
2019.10.03 省エネについて
先日、国連で16歳の女子が地球温暖化についてのスピーチをしていて、最近はその話題で持ちきりになっています。
 
色々なところからこのスピーチに対する賛否両論の声が聞こえていますが、実際の真実はどこにあるのでしょうか?
 
私自身、地球温暖化に関しては、あまりにも情報が錯綜すぎていて、状況を見極めるのは困難な感じがしています。
 

しかし、確実に言えることは・・・

 
 ・化石燃料の使用が増え続けていることによっての化石燃料の枯渇の可能性
 ・CO2排出が増え続けているための二酸化炭素濃度の上昇
 
です。
 
以前のブログでも、自然界の二酸化炭素濃度が400PPMを越えると、健康被害がで始めるという話をしましたが、下図のように、2014年の時点で、400PPMを超えてしまいました。
 

【現在では、二酸化炭素濃度が410を上回っている】

 
天候不順の時に体調を崩す人が増えているという話を聞きますが、そのことが影響し始めているという評論家もいます。
実際に天候不順になると、体調を崩す人が周りでも増えている実感があります。
 
実際に、産業革命以前は、270PPMあたりだったものが、森林の伐採により酸素を作り出す能力が下がり、逆にたくさんのCO2を排出してきたがために現在410PPMを超えています。
 

今の現状だと二酸化炭素濃度は今後も増え続けます

 
以前、ブログの記事で、「地球温暖化逆転プロジェクト」というものを取り上げました。
 
詳しくは、その記事をご覧いただきたいのですが、CO2削減で大きな効果をもたらす中に、
 
・冷却材の管理
・食料の廃棄問題
・陸上の風力発電
 
などがありますが、それ以外にも女子への教育機会の提供(ガール エフェクト)、家族計画などもあります。
 
女性にきっちりとした教育を受ける環境が出来ることで出産に関する知恵や収入面などで飛躍的に改善され、それがドローダウン(CO2排出よりもO2創出の方が多い時間帯のこと)に大きく繋がるという話です。
 
CO2削減とガールエフェクトが繋がっているというのも興味深い視点です。
日本においても性教育の問題と直結していて、実際には他人事ではありません。
 
ただ、CO2を取り巻くこういった話は、身近な話に聞こえにくく、「自分でどうにかしなきゃ!」という気持ちになりにくいのは事実でしょう。
 
しかし、私個人としては、子供や孫の代に顔向けできる生き方をしたいと思います。
建築でできることは僅かかもしれませんが、個人的には全力を尽くします。
 
 
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この記事の著者
八納客創(やのけいぞう)
一級建築士 G Proportion Architects 代表。
「快適で居心地よく洗練されたデザイン空間」を探求している1級建築士。「孫の代に誇れる建築環境を作り続ける」をビジョンに、デザイン性と省エネ性、快適性を追求する一般建築を、そして住宅設計では「笑顔が溢れる住環境の提供」をコンセプトをもとに、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。